2023.06.12 風便り

先週の土曜日は、田植えでした。
今年も上木食堂のお米を使わせてもらってる“88ファーム”のはやとくんにお願いしました。
去年の苗は、育苗中に病気が出てしまい、苗全体のムラが出て、成長もバラバラ。
根の張りも弱く、グスグスの苗でした。 
はやとくんがなんとかそんな苗でも、欠株少なくキレイに植えてくれました。

「来年は!!」と意気込んだ今年の米の育苗。
苗箱のきっと残ってるであろう病気の原因菌を殺すため、古い風呂釜を畑から持ってきて、そこに苗箱をつっこんで、水を張り、たき火で湯を沸かして、苗箱を消毒しました。
調べても農薬を使わずに苗箱の消毒するという情報は無かったですが、漬物やジャムなどのビンを煮沸するので、効果あるだろうと、トライ。
結果見事病気が出ることなく、苗が育ちました。
が!!田植え前日、育苗していた田んぼから、苗を畔に引き上げていて
「全然育ってないのか?これ」今年も、グスグスか?これ」
不安になってきました。

病気の影響はないものの、苗箱ごとにはかなり差があって、苗が小さいやつは根張りも弱そう。
でも、明日はやとくんには頼んでるし、そもそも去年よりは良いだろうと思ってたけど、当日はやとくんが来てみると「苗アカンすねぇ」と。
結局今年も苗はあんまり良くなく。
それでもそれなりに、キレイには植えてくれましたが、米農家としては、欠株も多く、キレイとまでは言えなかったようで、不満そうな表情でした。
いくら人の田んぼとはいえ、自分が植えるならキレイにちゃんと植えたい。
プロですね。
そして結局「苗半作ですから!来年はちゃんとせなアカンよ」と今年もこの言葉が出ました。
何回もいろんな失敗して、でも、それだけ課題が出てまた取り組むことがあるけど、挑戦がまた来年というのが、とにかく難しいですね。
また来年もフレッシュな気持ちで苗作りします!
ひとまず、ここから1カ月半で、中打ち8回。
中打ち2年目の効果を見てみることに集中します。
楽しみです!
田んぼ入るのも、それで苗が育ってくのも。

苗と言えば、先週からサツマイモの苗も植えはじめ、今日でたぶん植え終わる予定。
去年は種イモにする紅芋の数が少なくて、たくさん作れなかったですが、今年は1000本ぐらい植えました。
紅はるかもたぶん2000本弱。
さつまいもの定植にはもってこいの梅雨空です。

八風農園 寺園風

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