2023.02.27 風便り

去年、新しく借り始めた野尻の畑。
まわりは田んぼで、そこも取水口と排水が作ってあるので、田んぼとして使われていたとこなんでしょう。
ただ、まわりで田んぼをやってるおじさんは、「あそこは水が来やんで」と米づくりをしてない様子でずっと放置されてるところでした。
困った地主さんが畑として使ってくれないかと言われ、去年から管理を始めてみて、やっぱり田んぼなのでなかなか畑として使うには手強く、一番の難点は水はけ。
去年は軽トラをはまらかしたこともありました。
物理性を変えて、水はけをよくしようと、八風農園の常套手段の草チップをお願いして、業者に運んでもらってみましたが、そのトラックもはまらかして、去年は断念。
この冬もう1回リベンジで乾いた頃に入れてもらいましたが、はまらかすまでは行かずとも、だいぶ車体が沈んで、腹をすってしまうようで、「もうちょっと乾いたら入れさせてもらいますわー」と連絡がありました。
ダメかと思い、乾くのを待とうかとも思ってましたが、なかなか乾かず、ズルズル乾くのを待っていると今年も去年同様、適当に植えて、ほどほどの収量にしかならないかもなぁと、手を打ちあぐねていました。

しかし!!先週ちょっと作業の段取りにすき間ができて、ふとトマトのようにシャベルで溝掘っちゃうか?と衝動的作戦に乗り出しました。
5mぐらいの間隔で、深さ1m~80cmぐらいの溝を畝と平行して掘り、特に水はけの悪い畑の奥にも、畝に垂直の向きに端から端へ掘りました。
そしたら先週末の雨も表面的には影響は少なそうで、排水は明らかに良くなってそうです。
結果野菜がとれるかが大事なんで、作ってみないとわかりませんが、これで生える草が変わったりしながら、水はけよければ、草チップのトラックも畑に入れるでしょうし、改善していくのかなと期待が持てます。

1個だけ問題点は、深く掘った田んぼの下からは、大小さまざまな石が上がってきて、ちょっとトラクターが壊れるんじゃないかと心配になるような30kgか40kgぐらいありそうなものも転がってるので、そいつらは撤去しないといけないです。
そして見て見ぬフリしていた、その畑の北側のあぜに設置してある、シカよけ?のワイヤーメッシュと鉄筋で作られた柵。
何年か放置されてたおかげで、柵にからみつくいばらやつるや木や。
その柵の手前だけ草刈してましたがせっかく重機があるので、柵の撤去と、そこの木やいばらも根こそぎ撤去することに。
あんまり経験した記憶ないですが、いばらの中をのこぎりひとつで進んでまずは枯れ木の除去、そして柵の撤去をしました。
わりといろんな放置畑を開墾してきましたが、いばらとワイヤーメッシュの組み合わせが一番やっかいでした。

八風農園 寺園風

八風農園の野菜セットご注文は、下記のリンクより。
いなべのおいしい水、土、風ですくすく育った旬の野菜をぜひ!食べてみてください。
・八風農園の野菜セット通販 /山「Yama-BOX」
・八風農園の野菜セットボックス通販 /風「Kaze-BOX」