2022.08.29 風便り

朝がだいぶ涼しくなりました。
布団かぶらないと肌寒いくらい。
すっかり夏が終わろうとしているようです。
今日ようやく、オクラが2ヶとれました。
1ヶ月遅く種まきをして、田んぼだったとこしか場所が無かったので、なかなか育ってこず。
花も最近ようやくちらほら見えるようになってきて。
どうでしょう、今年は種とりだけになるのか…悩みます。

一応去年の種はまだ余ってるので、あるだけでも来年やるか。
でもまぁ、今年のオクラが成育悪く、大した種の量にもならないなら採れるだけオクラ売ろうかな。
大した量じゃないし、上木ノールで終わっちゃうかも知れないけど。

今年は夏野菜をたくさん失敗しました。
満足な量とれてないし、この先も期待できないです。
でも、来年につながる、気づきがたくさんありましま。
ナスはナスだけ植えよう。
豆は豆だけ植えよう。
葉っぱは葉っぱだけ植えよう。
全くと言っていいほど、計画的に作付をせずにこれまでなんとなくやり、失敗したり、まぐれ成功したり。
きっと僕はそれを繰り返しながら、経験と知識をためこんで、新しい形を作っていくずっとその最中なんでしょうね。
高校の時の果樹の授業で学びました。
梨や梅やブドウたち。
今頃、ちょうど彼らは実りを迎えうちの食卓も梨やブドウが並ぶようになる。
彼らは、この収穫を迎えた時に、もうすでに来年の実りにつながる小さな小さな花芽の細胞を準備し始める。
果樹のスタンスは一年のサイクルでとても長い。
野菜は成育期間としては、短いもので1ヶ月、長くても7ヶ月、8ヶ月。
それにその多くは、種を残して、その個体としての命は枯れ、次につなげる。
僕の野菜づくりは失敗がたくさんあるけど、それだけ課題があって、来年また挑戦することがいっぱいある。
今年うまく行ってても失敗するほど、天候にも左右される。
それにもあまり影響のないやり方を探し続ける。
やることがつきないですね。

そして、今年一番の気づきは、その野菜づくりに向き合う、人的余裕か量的余裕を持つこと。
まだ夏は完全に終わってませんが、もうすぐ冬のキャベツの植えつけ、明日は秋じゃがの植えつけ。
先日は春のキャベツの種まき。
冬への歩みを進める中、来年の夏へのリベンジをフツフツ燃やしながら夏野菜を採ってます。
これの難しいのは、来年ちゃんと今年の失敗を覚えてるかです。
すぐ忘れるので。
なので忘れないように、これからフツフツ来年の実りの花の細胞をじっくり育てようと思います。

八風農園 寺園風
今日の写真/

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