2025.06.16 風便り

今年は今年の天気

先週田植えを終えて、一安心。
しかし今年は苗のできがイマイチで、苗の背丈も不揃い。
ある程度田んぼは水平ですが、苗も短いと7-8 cm。
長い苗は気にしなくていいですが、どうしても短い苗で少し田んぼの深いとこに植えられた苗は、あまり水を深く張りすぎると、苗全体が水に浸かってしまい、呼吸ができなくて枯れてしまいます。
田植え直後は、朝晩田んぼの水管理に走ります。
水深が少なかったり、田んぼの土が出るくらい浅いと雑草が生えやすくなってしまうし。
毎日1枚ずつ田んぼを見ながら、どのくらい水を入れようか、どの高さまで入れようか、迷いながら開けて閉めて。
田んぼによっては水が抜けやすく、朝水口を閉めると、夕方には土が見えるくらい抜けちゃうとこも。
まぁどうするのが正解かはっきり答えもわからず、1枚1枚なから。
あーだこーだしてます。
どーのこーのしながら、3日、4日すると、少しずつ苗の葉色がよくなっていき、根を張り出したのが伺えます。

あんなにしょぼい苗でも、1週間 経つと緑も鮮やかに数cm葉を伸ばし、育ってるのが見えると少しほっとします。
キレイに苗が作れればこんな細かい水管理もせず、もう少し楽なんでしょうが。
って、今、書きながら、ずっと右太ももがかゆいなと掻いていたら、ヒルがひっついってました。
大体田んぼウロウロするだけで、1日1回は連れてきちゃいます。
とりあえず苗作りは大事ですが、ヒョロヒョロの弱そうな苗も、田んぼに植えたらしっかりしてるくる。
稲は力強いです。

ということで、ここから八風農園の米づくりの真髄、「中うちハへん」の始まりです。
去年も1週間後から、除草機で除草作業に入り始めたので、今年も1週間後でとりあえず土曜日に1枚入ってみました。
がちょっとタイヤ近くの条の苗が、こけたり、ドロに埋もれることが多く、「ありゃ?」こんなんだと、どんどん苗の数削ってくなぁと心配になったので、その1枚で作業はやめて、翌日次の田んぼへ。
しかしまた同じようにタイヤ近くのをこかしたりするときがあり、 水深の問題か、なんかタイヤのつけ替えがまずかったか?と原因を考えてました。
とりあえず昨日は慎重にやりながら、夕方になったので作業を終え、他の田んぼの水を見に回って帰ろうとすると、前から1台の軽トラが。
「風くん!」と出てきたのは、近くの米農家さん。
除草機に興味があって、だいたいの田んぼの場所伝えていたので見に来たそうで。
そこから30分ぐらい稲作談議。
そこでわかったのは、今年はここ数年に比べて気温が低く、彼らの田んぼも成長がゆっくりということ。
色んな作業の目安はあるものの、しっかり観察や体感を通じて、作業の判断しないとなと!
今年は涼しいから野菜も少しゆっくりだと思っていたけど、米もそういうもんすよね!
なので除草も少し待った方がいいのかも知れない。けど!!

八風農園 寺園風

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