5、6年前に「解体して持ってっていいよ」という、ビニールハウスをもらってきて畑に建てました。
大玉トマトが食べたいと思い、なかなか露地栽培ではうまく作れませんでしたが、 このビニールハウスのおかげで調子よく、この頃、2、3年は、ハウスで大玉トマトたくさん取ってました。
が、年々収量が落ちて、病気になるトマトも出てきて。
この2、3年は全然とれなくなってしまい、どうしようかと考えてました。
結果的には、おそらく散水も一切せずで、ハウスの中の土の状態があんまよくないんだろう(全然ぼんやりと。科学的にどうかは考えず印象です)ということで、一昨年の秋、ビニールハウスの天幕(天井) をはずして、雨が入るようにしました。
冬のあいだ普通に雨あてて、春、トマトを植えたらビニール張って、栽培しよう。
ということで、去年の春トマト植えたんですが、屋根を張るとこまでやれず。
放置してしまって、結局去年はまるっと休耕。
でもきっとこれが良い休みになったんじゃないかと思ってます。
1年ちょっと雨がるようにして、草も生えまくって、たぶんもとの畑に戻ったこんじないかと。
4月の上旬にもう苗は植えてあって、十分活着したと思うので、先日、ハウスの天井張ってみました。
ハウスは25mくらいの小さいものですが、その天幕となると、幅約8m、長さ約35mの一枚のビニール。
一人で持ち上げるには、なかなかの重さとボリューム。
僕がハウスの上に登って、ケンさんと小林くんに下から持ち上げてもらって、なんとかビニールを上に。
そこから、側面を針金のクネクネしたやつみたいな固定具で、2人に止めてもらいながら、ハウスの上でビニールをクルクル転がして、広げていこうとしました。
が、そんなうまく行かないですね。
イメージした通りには。
ユーチューブとかにはさぁーって職人さんとかがサクサク張ってるのもあるんですが、そんなに甘くない!
あとその日は風も少しあって、張りながらも風にあおられ、 大変。
3人で午前中かかりました。
が、3年ぶり?に見る、ビニールハウスのトマト畑。
今年はとれるか?!
とりあえず、今年これでやってみて、病気だったり成長がどんなものか、実験です。
調子よくトマトとれそうなら、冬のあいだだけまた天井はずして雨雪あてて、また春屋根つけて。
そんな感じでイメージしてた3年前の僕。
ようやく、その仮説を試すとこまできました。
八風農園は色んなやさい作ってますが、就農して13年、12年でした。
これまでの経験で得たこうしたらだいたいとれる、うまく行く。
ってわっかてきた野菜も多いですが、まだまだたくさんしっくりきているとは言えない野菜もまだまだあります。
そりゃそうですね、こんなトマトのハウスの育て方試し始めるのに3年かかって。
意欲さえあれば死ぬまで探求するネタは、つきないんでしょうね。何でもそうか!!
八風農園 寺園風
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