2022.07.04 風便り

カラッカラッの猛暑日たち、絶好の麦刈日和でした。
クソ暑い日々でしたが、例年梅雨時に重なるディンケル、ライ麦の刈取りにとっては雨はやっかいなので、ここぞとばかりにコンバインを走らせました。
まずはライ麦から。

ライ麦の畑は民家が近いので、八風農園お得意の草堆肥は搬入時のニオイ(サイレージのような発酵した草のニオイ)がクサイとクレームが来るので、草が使えず去年の秋に初めて牛ふん堆肥を使って、麦をまきました。
ふだん使わないので、資料上の数字をもとに堆肥の量を決めて施しました。
さぞよくできているだろうと、意気揚々と刈り始めましたが、外周1周まわりはじめ「いや、意外と無いかも」と思い、段々期待が低下。
約8,000㎡の畑、一般にライ麦は1,000㎡あたり150kg〜200kgの収穫ですが、去年の八風農園は30kgぐらい。
さすがにこれではフライベッカーのライ麦まかなうだけでも、あと5倍くらい面積が必要になります。
なんだかそれ自体が燃料の無駄なようにも思えて、牛ふん堆肥を施しましたが、結果は43kg/1,000㎡でした。
全然目標値にほど遠い収量となりました。
播種時期を早めるなど対策をするにしても、もう少し堆肥は必要のようで、秋までにまた検討します。

しかしながら!!ディンケル(古代小麦)の方は絶好調で、昨年草堆肥もまいてあったので、上々。
意気揚々と刈り進んでいた土曜日、なんと日が沈んできて予定では全面刈り終わるつもりが、一部残して翌朝刈ることに。
収量も多くて時間がかかったんですね。
猛暑が落ちつき日曜から雨と聞いてましたが、昼からだと思ってたので午前中に刈り終わるだろうと土曜日引き上げたのに、日曜は朝から雨…。 激流。
昨晩中に刈っといた方がよかったかと思いましたが、刈るしかないので、とにかく刈り終え急いで乾燥機へ。
今朝の時点で大方乾いていたので、一安心、無事パンにできそうです。
ちなみにディンケルはライ麦や他の普通小麦と違って、籾摺り作業がいるので籾をむいてみないと実際の収量はわかりませんが、ベッカーのぼちぼち一年まかなえそうかなと思ってます。

今回刈ってて思いましたがやっぱり米や麦の収穫は野菜より気持ちが高ぶります。
きっと農民DNAが人より多いだろうなって最近思います。
八風農園 寺園風
今日の写真/

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