今まで、色んなことを（野菜づくりにおいて）イメージとか、なんとなくの
ノリで、やってきましたが、先週から植えはじめた、夏野菜に関してちょっと
特にトマトについて、少し勉強してみたら、なんやかんや、知らないことも多く、
多品種でやる僕のやってる栽培は、単一のトマト農家からしたら、何も知らない
ド素人なんだなと思いました。今植えてる、果葉類の苗は、子葉（種をまいて
最初に出る双葉）が黄色く、本葉も元気がなかったりします。今年は少し極端で
勢いのない苗が多く、原因は苗土だなぁとぼんやり思いながら「まぁ畑植えれば
採れるやろ」と楽観的でしたが、その本には「子葉の状態は、定植後の活着に
大きく影響する」とか「本葉２枚目の状態は、第一花房の分化に影響する」とか。
読んでいて、そんなこと気にしなくても採れたらエエやんと、夏野菜については
思っていましたが、たまたまうまくいってたり、いかなかったら天候のせいにしたりと
そんな葉っぱ一枚一枚の成長過程が大きくその後の収穫に影響するとは思ってません
でした。それなりに採れたらいいけど、ちょっとしたこと気をつけて早くとれだしたり
ちゃんととれるなら、そうしたいなと。今年は今更、間に合いませんが、今後の苗は
気をつけます。そして今年の苗が黄色く悪い苗が出来てしまったのは土のせい。
僕は数年前から、苗土を、刈草が分解されて、土のようになった「草たい肥」って
勝手に呼んでますが、それ100%でえ育苗してます。それが、今年は未熟のものが
多く、野菜が成長するには微生物との窒素とかのとりあいで、うまく育ってこなかった
と結論出しました。ちょっと未熟な草たい肥が原因だったんですね。草を分解する
微生物と野菜と。土の中での見えない攻防が、ちょっと想像できました。
畑には見えない生き物たちの様々な生活の上に野菜ができたり、できなかったりします。
全部を完璧に知って完璧な管理をしようとは思ってませんが、知っといたほうが
よりちゃんと野菜が採れるのならその方が当然良いです。ほどほどに勉強して
行こうと思います。
八風農園 寺園風
今日の写真/苗
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