9月
岩田商店 一階メインギャラリーでは、画家 NAOCOによる個展〝遠くに見えるもの〟を開催いたします!
作品の発表経験は浅いものの、独自の構図や色彩感から生まれる作品は一見ポップに感じつつも、どこかノスタルジックな空気感が漂う忘れられない作品ばかり。
ぜひ会場でご高覧ください!
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@naococo.7055
広大な景色の中に一人佇み遠くを見つめる人物は、
どこかの誰かであり自分です。
水辺や夕暮れ、夜空、遠くの山あいや建物などを前に、
目を凝らして何が見えるかと見つめているとき、
どこかで見たことのある景色と似ている、と感じることがあります。
そして幼い頃から現在までのさまざまな過去が重なり、
自分の原風景や記憶を心の中で再現していることにふと気づきます。
遠くを見つめるという行いから「見えるもの」は
単に望遠という範囲を超えて、
近くにありながら、あたかも遠くの方に現れてくる、
とらえどころのない記憶や自分自身でもあります。
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■作者紹介
NAOCO
1993年神奈川県生まれ、東京都在住。2020年に大学院を修了後、会社員として勤務の傍ら、SNSでの発表を中心に独自に創作活動を始める。
〈個展〉
2022 「IN MY MOOD」(Ranitos/東京)
「Someday」(Ikenoue Parallel/東京)
〈グループ展〉
2021 「いい芽ふくら芽」in Nagoya(松坂屋名古屋店/愛知)
ノスタルジアをテーマに、主に直線や鮮やかでフラットな色面といったミニマルな要素で絵を構成する。極端なパースで表現された広大な空間景色の中に人物がひとり佇み、なつかしさと静かさが同居するような作品を制作する。