10月メインギャラリーでは京都在住の作家田中加織の個展を開催いたします‼︎
モチーフとしては山水画。
しかしながらその独特な色彩感覚と躍動感のある構図で描かれた絵画は普段ある意味見慣れてしまった水墨画や枯山水のような作品に対する固定概念を別物へと昇華させた作品となっております。
ぜひ、この機会に自然光の降り注ぐ空間で作品を楽しんでいただけると幸いです。
会期中沢山のご来店をお待ちしております‼︎
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田中加織 tanaka kaori
1982 年 京都生まれ
成安造形大学洋画科 2004 年卒業
成安造形大学洋画科研究生 2005 年 修了
象徴としての日本人の山=富士山(蓬莱山)や山水画、そして日本庭園 をモチーフから 人工的に作られコントロールされた自然、意識の中にすり込まれた山の景色、 またその中で見え隠れする現実と虚構の狭間を描くことにより、人の意識の形を浮き上がらせようとしています。 蛍光色を思わせるビビッドな色彩やシンボリックな形は、モチーフである自然物がある種のアイデンティティーによって コントロールされ、決して手の届かない存在、また手を触れてはならない存在になり変わり、私たち達の意識を揺り動かしていくと考えます。 今回の展示「流れその先は」 生活や環境、時代、価値観は、意識的に変えていくこともあれば、様々な環境によって変わらざるを得ない状況に迫られることもあります。 立ち止まって思考したとしても、足元を流れるそれらの日々は過ぎ去って行きます。 山水を題材とした作品を通して、この先の世界がどう流れていくのかを見つめて行きたいと思います。