いなべって熊いるんすか
先日姉から「いなべ藤原岳で態!!」というラインが、家族のグループに来ました。
「ウソッ!?」って思ったけど!!
いないことは無いだろうと思いつつ。
最近フラフラと田んぼ近くの山へキノコ探しに行くので、 そんな時に遭遇したらとんでもないな少し不安になりました。
今回のは熊らしきものらしいので確定でもないようですが、近くの猟師の友人の話で彼の家の裏の木に熊の爪あとがあるなんてのも聞 いてたのでいるんでしょうね。
今月頭に参加してきた熊本でのスタディツアーの中で、里山保全や山林育成に取り組む方の話を思い出しました。
「今、東北で能が出てきて問題になってますが、あれは エサが減ってるとか、森が減ってるとかが問題じゃないんです。
人間がどんどん山から出ていっている、離れた暮らしをするようになって、野生動物と人間の力関係が変化して、起きてることなんです。」
10月に参加したいなべの竜ヶ岳登山ツアーの中で聞いた話では、「昔は下の集落の人たちはこのあたり峠まで、毎日のように芝刈りに来ていたそうです」とも。
麓から今の道路で6kmぐらいの距離。
これが日々の生活の一部で、集落の人たちがこぞって歩きまわっていたと思うとパワーバランスも植成も全然違うんでしょう。
僕のイメージしていた里山という景色はまだ民家がポツポツあるような田舎の農村。
でしたがこの話を聞くと、今見えてるいなべの山の半分ぐらい?は、 人間の手が入ってる里山だったのか?と考えると、僕がイメージする里山とは全然規模も景色も違うもので、そうなると熊の問題は人間が望んで作ってきた自然との距離感、結果なんでしょうね。
今は杉林になっている山の中の場所でも、水路や石垣を見ることがあります。
昔は田んぼや畑だったとこも、30-40年前には手に負えず、杉を植えたのでしょう。
僕はこのバランスを取り戻すべく、未利用のいなべの山という無限の資源をこれから有益なもの替えていこうと思ってます。
山で牛を飼うことでそれが実現できる!!と思ってますが、この広大な山林。
牛たちが走れるようにするまででも、木を伐っていくだけですごい大変そうですが、その景色が僕は見てみたいです。
八風農園 寺園風
—
八風農園の野菜セットご注文は、下記のリンクより。
いなべのおいしい水、土、風ですくすく育った旬の野菜をぜひ!食べてみて。
・八風農園の野菜セット通販 /山「Yama-BOX」
・八風農園の野菜セットボックス通販 /風「Kaze-BOX」
