2025.05.12 風便り

新緑美しく、草がボーボー

ご機嫌麗しゅう。
すこぶる山の緑が美しい雨上がり。
今年はちゃんと5月してる感じがします。
お陰様で畑も田んぼも草がボーボー 伸びて、あちこちで皆が草刈をせっせっとしてます。
八風農園も極か地域の畑に合わせて草刈したいのですが、なかなか忙しいこの季節。
伸びすぎると刈るのもえらいので早く刈りたい。
でも作業を優先して草刈はあとまわしになりがち。
でも1人だけ、となりの畑のおじさんが「今度5月11日が地区の草刈りやもんで、また刈っといて」とやわらかくアナウンスしてくれます。
おかげでそれまでにやろう!と決心着いて、なんとかその地区の畑だけでも小ざっぱりさせます。
声かけてもらわないとやれないわけでもないですが、その一声に助けてもらってます。

そして昨日、日曜日の午前中は、僕の住む地区の草刈でした。
参加者7名。
毎年春と秋に4日ずつ土日で集まって行われてて、地区の河原沿いや水路など、誰が刈るでもないような場所を刈ります。
言ったら地域の保全、景観の保全。
日本中で行われてると思いますが、このような活動は人がその地域で暮らしていくためのとても重要なことの一つです。
この環境の維持を担う参加者が、昨日出てみて年々減ってるように思いました。
基本的に現役世代の参加は少なく、退職後の人が中心ですが、考えてみれば住み始めて12年。
65才だった人は 77才に。
77才だった人は89才に。
そりゃ川沿いの斜面をオチオチ本物の80後半のおじいさんが刈っていたら、危なくてしょうがない。
これから退職する世代も、この地域には控えているのでまだ大丈夫ですが、昨日は草刈しながらそろそろ本気で、山羊か羊かに食べ歩かせる遊牧業?でも始めるか?!なんて考えてました。
いなべ市内だけでも歩かせたら、相当な量の草があると思うので。
点点と市内を泊まり歩いて。
いずれにしても、地方の草刈や耕作といった取り組みは、単純な地域の保全活動や産業としての農業ではなく、日本の国土を守る大事な営みだと思ってます。

僕が農業高校へ通っているときに、授業でそんなこと教えてもらいました。
高齢化みたいなことは、単純な国の財政や担い手の問題に限らず、こうした国土の保全、農地の保全も大事なテーマです。
実際にヨーロッパでは、国土、環境保全という名目の農家が補金もあります。
ルンバみたいな草刈ロボット開発して、集落に配ってくれたら嬉しいな、なんて今思いました。
今日 結果的に、まじめな話書いちゃいました!!

八風農園 寺園風

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