2021.11.08 風便り

せっせといなべの田んぼ農家さんたちは麦の種まきをしてます。
車で走っていると、あちらこちらで見かけるのがこの11月初旬。
八風農園もフライベッカーサヤのためにせっせと麦をまきたいとこですが、なかなか野菜に時間をとられて後まわしにしてしまいます。
ようやく先週、麦の畑の草刈りを終え、耕して、麦まきといきたいとこですが今年はある決断をしました。
肥料やることです。

八風農園は無農薬はもちろんですが、肥料としては草チップを放置して、堆肥化したものを畑にまいて野菜を育ててます。
しかも、毎年ちゃんと肥料としてあげる ではなく、あくまで畑の物理性を変えて、ある程度色んな野菜がとれるようにするのが目的で、草堆肥をまいて以降は今のところ、4、5年はそのまま野菜を作り続けてる状況です。
一番はやっぱり野菜の味や食感があまりにも変わると嫌だなということです。
でもこれまでやってきて、それなりに野菜が育たないと結局農家として成立しないので、せっせと育たない畑に草堆肥をまいてきました。
しかし、麦を作る畑に全く堆肥を入れれなかったり(←まわりに民家があってニオイがダメだとクレームがあって)
野菜を優先して整えてきたので、まだ草堆肥を入れていく途中(あと2年くらいかかりそう)だったりします。
そん中、ちょうど2ヶ月くらい前にいなべのさくらポークの人から、豚ぷん堆肥使えないかと聞かれて一度断ったのですが、麦ならいいかと思うようになってきました。
ただ豚ぷんの成分は偏りが強く、使うのが難しそうで、結局こないだまで酪農やってた林さんの牛ふん堆肥を使うことにしました。
どのくらい麦の成長が変わるかわかりませんが、とにかくフライベッカーの麦をまかないきれず、今年は今月中には他から仕入ないといけない状況です。
去年までの収量が施肥してライ麦やディンケルを育ててる人の1/7~1/10しかない現状からして「やる意味あるのか?」「草堆肥がすぐできたら・・・」なんて葛藤してましたが、まかなえないなんてつまんない。と麦は肥料やってちゃんと穫ろうと決めました。

八風農園 寺園風
今日の写真/牛ふん堆肥

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