風頼り 2021.02.01

節分を前に、やさいたちが春の準備をし始めました。先週からナバナ
を取り出し、山東菜や小松菜、カブの類もみんなアブラナ科たちが
葉を白くし、今にも花芽が出てきそうです。このタイミングで全部売り
切れたら良いのですが、なかなかきっちりするのも難しく、まだ、ちょっとずつ残ってます。
今年は、冷蔵庫が、空いているので、ちょっと先に取り切っちゃって、しばらく貯蔵
してみようと思います。世の中のスーパーにこれだけたくさんのやさいが並んでる
ひとつに、貯蔵技術の向上で収穫したものを長く出せるというのがあります。
もちろん、栽培技術や品種開発で、栽培期間や収穫時期が長くなってる
というのも大きな要因です。八風農園も、ベースその時期とれる旬のもので、
やってますが、どうしてもなくなる時期は素直にやってるとなくなってしまいます。
そこで、新品種やF1(ハイブリート)の種子も使って、期間を延ばした
冷蔵庫で貯蔵したりします。じゃないと、野菜セットも芋だけ!とか、漬物
ばっかりになっちゃいます。江戸時代の野菜セットならそれで良いんでしょうが、
そんなの金払って食べてくれるとは思えないので、使えるものを使おうと言った
感じです。なるべくECOで、自然なものが、良いとは思いますが、気候変動
で、常夏にでもならないと、野菜がない時期があって、それを技術の進歩で
カバーしてきたのが、今のこの豊かな暮らしでもあるんですね。ただ季節が無く
なるのも、嫌なので、ちょっとした野菜の状態の変化や品目の変化で、
このいなべの自然の移ろいを感じてもらえたらと思います。なかなか届く
野菜だけでは、感じきれないものもあると思いますが。今年はオープンファームしよう!!

八風農園 寺園風
今日の写真/紅菜苔

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