風便り 2020.12.7

先週から、霜が降り始め、ちょっとずつ寒さにあたって葉っぱも大根も甘味
が出てきそうです。先日収穫中にふと気になってイタリアンパセリの軸をかじって
みたら、めちゃくちゃ甘くてびっくりしました。パクチーもとう立ちしてたりするの
ですが、その軸がおいしくて。こういった香草類は、わりと葉っぱに注目され、
かざりとして料理に添えられたりしますが、冬の露地に関しては、味もぐんぐん
おいしくなります。今年はパセリの育苗がうまくいかず、ほとんどないですが、パセリ
も冬場に食べるととっても、奥行きある味になります。昔は七色の味だなんて
言ってました。当然大根や人参もおいしくなるんですが、今年はどちらもあんまり
です。大根の畑は水はけが悪く、小さいまま。年末か年明けにもう少し大きくなったら
取ってみます。寒いとやっぱ 大根食べたいですね。そして人参。この夏の長雨で畑の
準備ができていないけど、やらなきゃ!!と焦った結果、でこでこの粘土状態のうねに種をまく
ことに。こちらも、全然太ってないので、年明けかなぁ、なんて思ってます。来週以降また
寒くなっていくようなので、どこまで太るかわかりませんが、今はまだお箸ぐらいなので、
置いときます。そんな中、今年、これまでになく上手にいったのが、ほうれん草。
めちゃくちゃたくさんはないですが、今日初収穫。味はまだまだなので、年明けに
おいしくなったら、取っていこうと思います。ほうれん草はないとし、なんやかんや挑戦してま
すが、ちゃんと取れた試しがなかったのですが、今年は、これまでの経験ともう一回ほうれん
草の栽培を見直してみたら、わかりました。気温がカギでした。ほうれん草の発芽適温は
15℃ – 30℃くらいと低く、いつも他の葉物と同じ時期にまいてましたが、もっと遅いんですね
小松菜やカブなどアブラナ科は、9月中旬〜10月上旬。ほうれん草は、気温でいうと10月
上旬〜下旬。この1ヶ月で、がらりと変わり、残暑から、秋になります。また野菜の中では
特に中性〜アルカリ寄りの土壌を好むほうれん草。石灰とかは巻かず育ててる八風農園
こちらは、草たい肥と穴あきマルチで、なんとか解決されてるようです。ちょっと今は試し
で取りましたが、真冬のほうれん草、とっても楽しみです。今日はがまんできずにとってしまいました。

八風農園 寺園風
今日の写真/バナナ

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